チャレンジ隊の人・声・街をつなぐ サクサク情報 おしょーゆマガジン

じゅう箱のスミ

2005.JUNVOL.07

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釧路市在住の書道家、近藤二堂さん(80)

コンテンツ

  1. チャレンジ掲示板
  2. いまどきの内助の功
  3. トシ子ちゃんの教えて!!じむきょくちょー
  4. るんちゃんSHOP
    1. この街のスミで
  5. 名人の引きだし
  6. よみ・コミ デリバリー
  7. ぐるっとエコランド
  8. お題DEドン!!
  9. じゅんちゃんのスマイルレシピ
  10. アンテナちゃん
  11. 釧路新聞のその後
  12. なおちのつっついちゃった


今年5月17日から行われた札幌の書個展で。

両手を広げ舞い踊る人―『舞』。雪どけのしずくが庭に広がる春の訪れ―『春庭』。情景を見たままに描く。それが釧路市在住の書道家、近藤二堂さん(80)が75歳を過ぎて見つけた、自分らしい表現だ。「もとをただすと字はみんな絵。『山』も『川』もそうだ。それに気づいて気が楽になったんだ」。

11歳で書を始めて以来、流派には一切属さず「自分流」にこだわり続けてきた。80歳を過ぎた現在まで段位は持ったことがない。自分自身の評価を信じ、納得のいく文字が仕上がるまでは、50枚から150枚以上も次々と書き直していく。今でも1日8時間以上筆を握る。その60年余りの下地が「描く」書へと導いた。

「顔をしかめて見る書はもういい。難しい講釈ももういらない。見る人が笑顔になって、この感じ分かるな―と共感してくれればそれでいい。それに気づいた」。

小さな発見 ――今、自分にできること。


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