民族音楽に合わせ、ハスの花を手に、フワフワと妖精のように舞い踊る一。大原ダララッさん。タイから、鶴居村に移り住み6年。母国の伝統を、このマチの仲間たちにも伝えたいと、民族舞踊だけでなく、お手製のスープカレー、トムヤンクンなどのタイ料理も、しばしば披露する。「日本語が下手だから、伝えたいことが説明できない。今はただ黙って踊ったり、料理を教えているだけ。時間はかかると思うけど、少しずつ、伝えられたらいいナ」。8月の日曜日、釧路市の中心街で舞った。多くの市民が釘付けになっていた。言葉なんかいらないのカモ。「思いはあるのに、自分の国のこと、よく分かっていないことに気づいた。まず、わたしが、タイをもっともっと勉強しなぎゃって、日本にいる今、思っている。そして、少しずつだけど、日本とタイをつなぐこと、できたらナと思う」。 小さな発見―今、自分にできること。 |
Copyright(c)2001-2005 Challenge Network Vollunteer Action All Rights Reserved. |