今月のお題 『活動で涙したことは?』 |
ボッチャーを始めたのは、4年前。障がいがある自分でもできるスポーツがないかとずっと探していて、これならできると思ったから。毎日2時間くらい練習して出場した、その年の札幌市での大会で優勝。本当にうれしくて涙が出ました。トーナメントでは、勝てば勝つ程、試合数が増えるから体は辛いけど、勝つ喜びにはかえられない。園の皆にもこの喜びを伝えたい。手もうまく動かない仲間が初めてボールを投げることができた時、「よくやった」って言いながら涙が出ました。皆、面倒くさがるけど、やってみなければ分からない。寝たきりでも、電動車いすでもできる。体が動かなければあごでボールを押せばいい。足でもいい。やればできることを、皆に伝えたいです。(取材・佐藤伸邦)
ボッチャーは、革製のボールを昔懐かしいビー玉あての要領で、目標となる白ボールのできるだけ近くに転がした方が勝ち。重度障がいでも、レールなどの補助器具や、サポーターの支援によりゲームを行える。健常者も一緒に戦えるバリアフリースポーツ。 |
くしろ港まつりの大漁ばやしで、女舟曵き手代表をさせてもらっています。涙したことは、あまり思い浮かびませんね。楽しくなければお祭りじゃないですし。泣きたかった事もあるけど、それも楽しめば、汗と一緒に吹き飛んじゃいます。自分たちが楽しまないと、観客も楽しめないんです。それでも心配はあります。とにかく、ケガ人が出ないか。毎年、パレードをよく見ようと、沿道に出てきてしまう人たちがいるのですが、事故につながるので、絶対に止めてほしいです。警備の人の指示に従ってお互いのために、マナーは守ってほしいですね。準備もパレードも事故を起こさずに、後の打ち上げも全て終わって一人で「今年もケガ人が出なくてよかった」とホッとして、感動して自然と涙しちゃいました。(取材・向井咲子)
大漁ばやしは、北大通を13艘の舟がかけめぐる!年に一度、港まつりの初日に出現します。これからも、パワフルパフォーマンスを披露していきます。 |
チャレンジ隊を知ったのは、フリーペーパーに毎月掲載されている「チャレンジ隊のドキワク・ボランティア体験記」を読んで。施設に行って、おばあちゃんにお化粧する記事を見て、「この人たちに会いたい」と思ったのがきっかけです。
身体障害者療護施設「丹頂の園」での音楽クラブに参加し、とても楽しい時間を過ごし帰る時、一人のおばあちゃんが、玄関まで見送りに来てくれて、「また来てね」と何度も言われた時、思わず涙が出ちゃいました。チャレンジ隊の活動で涙したことは数えられません。はじめてのお化粧隊でマニキュアをしてあげた人の表情が見る見る明るくなるのを見た時。ゆび相撲で子どもたちに「おねえちゃん」となつかれて。チャレンジ隊はわたしに、毎回うれしい涙をくれるんです。(取材・酒田浩之)
チャレンジ隊は登録制のボランティアネットワークです。気軽に登録でき、さまざまな活動内容から、自分の都合や興味に合わせて活動をチョイスできるシステム。登録者にはE-mailなどで情報を発信。子どもからお年寄りまで、登録者大募集中!! |
一昨年、バスツアーに職場が協賛するということで参加したのをきっかけに、何かをしてあげるボランティアではなく、障がい者である会員のみんなと、友達や兄貴分というような関係になり付き合うようになりました。今では会員の人たちと一緒に過ごす時間がとても楽しいです。昨年、みんなと温泉へ行こうという話になりました。そんな中、理事会会長が突然入院することになってしまったのですが、会長としての責任感やみんなと温泉へ行きたいという気持ちから、予定通り温泉旅行を実行することになりました。自分の体より会員の気持ちを考え実行してしまう会長に頭があがらず、涙しました。この会で、涙したことは数えきれないほどありますが、病と闘いながらも皆が一人一人持っているやる気に感動し、心動かされることが多いです。(取材・根本修太)
主に脳血管の病のために言語障害を持つ方たちの交流の会。年に4回のイベントをはじめ、交流活動をサポートするボランティアを募集中。会員も随時受け付け中。 |
釧路市の福祉の活性化のため、また市民が幅広い目的で活動できる公共の場として、市民活動センターを開設したいと、強い気持ちをもって取り組んできました。思い起こせば、私のこのセンター設立に向けた活動は、1999年に市民活動と福祉向上のための交流プラザ開設を市に要望した時から始まりました。その後、一度は開設が決まり予定地も決定しながら、計画が凍結となり愕然としました。でもどうしてもあきらめきれないという、沢山の市民の強い思いが、設立を実現につなげました。この思いは必ず地域活性化につながるはず。オープン式では、この5年間の経過が思い出されたこと、また皆の協力で念願が達成できたことに万感の思いがつのり、“グッ”ときました。(取材・古川雅啓)
8月29日にオープンしたばかりの北大通のピンクのビル「くしろ市民活動センター」を運営。市民活動のさまざまな情報を発信するほか、印刷機や大型プリンター、製本機など印刷関連機器が使用できる(有料)。レンタルロッカーや、ブロードバンド対応の会議室、交流サロンもある。まずのぞいてみよう! |
「涙した」なんてもんじゃない。泣いた泣いた年度末の決算。書類の山を前にシクシクと。自然保護なんて意識も持たず軽い気持ちで入ったのが、まだトラストサルン釧路が任意団体だった頃。それがNPO法人になって、国の依託で自然再生事業がはじまって、状況は一変した。扱うお金の額も大幅に増えて、行政書類やらなんやら。「わたしはこんなことやるためにここにいるのか」って周りを見ると、「再生事業にのって、湿原を保全できる」と熱く取り組むオジサンたち。毎日毎日、湿原に向き合ってがんばってるんだもん、ほっておけないでしょ。きっとわたし、このおじさんたちをずっと手伝っていくんだなぁって。泣きながらね。(取材・宿谷友美)
NPO法人トラストサルン釧路では釧路湿原の生態系を保護、保全することを目的にナショナルトラストの手法により自然保護地を作り上げていく運動を行っています。秋には、「水源の森」を守り育てる行事「どんぐり記念日」を開催し、毎年多くの方に参加していただいております。今年も10月10日に開催予定ですので、是非いらしてください。 |
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