チャレンジ隊の人・声・街をつなぐ サクサク情報 おしょーゆマガジン

じゅう箱のスミ

2004.SEP

VOL.03


E-mail >HOMEじゅう箱のスミWebVOL.3>教えて!! じむきょくちょー

チャレンジ隊トシ子ちゃんの  教えて!! じむきょくちょー

自分にできることでボランティア!!

Q:チャレンジ隊に登録したトシ子ちゃん、「ボランティア始めるぞ!」と、やる気マンマン。でも、よーく考えると、車いすを押したこともないし、福祉の知識もゼロ。不器用だし特技もナイ。
「こんなわたしでもデキルのかなぁ?」とみるみる不安に―。

A:涙顔でうなだれるトシ子ちゃんの肩を「自分にできることでいいんだよ」と優しくたたくチャレンジ隊サカタ事務局長。それでも「私にできることって何?」と不安気なトシ子ちゃん。そこで、年間3000人余りの市民が、お年寄りのためのボランティアに訪れている釧路市の昭和啓生園、ボランティアコーディネーター多田みゆきさんにヒントを聞こう!

昭和啓生園のボランティア活動記録をのぞくと、まず、コーラスや日本舞踊、ハーモニカ、折り紙指導……などなど、趣味や特技を生かしたものが目にとまる一方で、「お話し相手」「散歩」「ふれあい」など、日常生活の小さなことも含まれているのが分かります。「車いすを押したりできなくても、横に並んで一緒に散歩するだけでいいの。皆、一人より誰かと一緒の方が楽しいでしょ。歩くことができない人は、ただ座って話し相手になってあげて。お年寄りは、話を聞いてもらえるだけでも安らぐの。何を話していいか分からないっていう人は、黙って隣に座って一緒にテレビを観ているだけでもいいの。誰かが隣にいてくれるだけで安心するんですよ」と多田さん。

「誰かに隣にいてほしいって時あるわよね―」としんみり納得する寂しがり屋のトシ子ちゃん。「フムフム、それなら私にもできる」とちょっと元気が出てきた。活動記録には近所の保育園の名も。園児の役目は、お年寄りの周りで、元気いっぱい遊ぶこと。孫やひ孫のような園児がそばで遊んでいるだけで、お年寄りは元気をいっぱいもらいます。

園内の隠れた作業部屋で、一人もくもくとミシンを踏む川端康正さん(68)。縫っているのはお年寄りのお尻をふく布。ミシンはここで初めて覚えました。誰に会うこともなく、週に5日、2時間程、ここで30枚余りを縫い上げ帰っていきます。「手先を動かすのが好きだし、モクモクと作業をするのが自分には向いているから」と川端さん。

あなたにもデキルこと、必ずあると思いませんか?

ボランティア情報の問い合わせは
ボランティアネットワーク・チャレンジ隊
E-mail:jubako@web-p.jp(サカタ)


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