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【VOL.97】 出逢いでつなごう、釧路と全国・裸心プロジェクト編


 金曜の夜10時。釧路市末広のバーに集まる人影。20代と見える若者から中堅どころまで、友達同志というには、それぞれ雰囲気もずいぶん違う。みるみるうちに店内は満員。この集団「転勤族に、友達を作る場を!」との声かけで始まった異業種交流会なんだ。心を裸にして付き合おう―とつけた会の名称は「裸心(らしん)プロジェクト」。口コミで広がり、今、釧路で密かな人気の集いとの噂を聞きつけ、取材班がフライデー・ナイトに潜入ルポ!

やり手ビジネスマンも



会場に一番乗りは、いかにもやり手のビジネスマン。畔田俊彦さん(49)。釧路出身。社会人となり転勤で釧路を長い間離れ、昨年、十数年ぶりに戻ってきたそう。地元で新しい動きが生まれていることを期待し、インターネットで調べていたところ裸心プロの活動を知り、初参加した。
 「外に出て分かったことは沢山ある。例えば、釧路の枠にとらわれず、もっと十勝とも連携し道東圏域として良さを売り込めば効果的なのに…とか。この会は、転勤族が中心と知り、新鮮な視点の釧路の情報が得られるかと思い来てみました」(畔田さん)。

「同僚以外、知人もいない…」



 あちらのスーツの男性も金融関係の転勤族。赴任以来、職場の同僚以外は釧路に知人もいなかったそう。「友達を作る機会もなかった。新聞でこの会を知り、参加して数回目」。親しげに話し込む隣の同年代の男性は、実はこの日が初対面。外に出れば、話し相手は結構、いるんだな。
 会の代表、相原真樹さん(28)は神奈川県出身。釧路で暮らし4年目の転勤族。自分の友達づくりから始まった活動に、出会った仲間が相乗りし、昨年4月に不定期の異業種交流会を開始。今では、参加者の半数以上は釧路出身者だ。

仲間づくりの場がほしい!



 スタッフの一人、石田悦未さん(25)も地元出身。最初は参加者だったが、活動に共感し、運営をサポートするようになった。「進学で一度地元を離れてから戻ってみると、友人は皆釧路を離れ、孤独感は転勤族と同じ。最初はスタッフの知人ばかりだった参加者が、今は知らない顔の方が多く、多くの人が仲間づくりの場が欲しいのだと分かりました」(石田さん)。

転勤しても縁は切れない



 参加者のほぼ全員に声をかけ、気配りもマメな相原代表。転勤族の宿命、いずれは釧路を離れてしまう身だが「地元だとかよそ者とか関係なく親しくなれた仲間とは、きっと外に行っても縁が切れないはず。ここでの出会いを釧路と全国をつなぐネットワークにつなげたい!」と夢は止まらない。心を裸にしての『釧路人』との付き合いはまだまだ続く!


楽しい仲間をつくろう!



裸心プロジェクトでは、不定期の異業種交流会のほか、パーティーやイベントなどの企画も盛り沢山。楽しく仲間づくりしよう!問い合わせは090-1763-4485。HPはhttp://blog.livedoor.jp/rasin/
 お待たせ!じゅうスミ11号、9日発行!裸心プロの相原代表も登場しま―す。今号のテーマは『愛』。市民活動センター、まなぼっとなどで配布のほか、釧路新聞(地域限定)に14日折り込みま―す。読んでね。
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