いつも、元気な子どもたちの笑い声でいっぱいのマチの児童館。でも楽しく使っているのは、子どもたちだけじゃないんだよ。昼間は、地域の大人のサークル活動などにも、楽しく使われているって知ってた?大人だって楽しめる!児童館の隠れた“大人の魅力”を、児童館母親クラブのみなさんの作品展で突撃取材!
会員1400人、何してるの?
釧路市役所1階ロビーに編み物、カントリードール、ビーズアクセサリーなどなど…並んだ並んだ400点!市内に20カ所ある児童館と児童センターで活動する大人たちの会「母親クラブ」のみなさんの作品だ。主催は「釧路市児童館地域活動連絡協議会」―ちょっと堅苦しい名前だけど、児童館を楽しく活用している大人たちの会だ。実は会員1400人の大所帯。どうして大人が児童館?
子どもが巣立ってもやめられない!
「手芸に木工、卓球、ソフトバレー、お料理…たっくさんサークル活動やってるんですよ。何でも挑戦する“体験クラブ”っていうもあります」と教えてくれたのは松尾千穂さん(50)。お子さんが3歳の時に児童館の幼児サークルに入会したのがきっかけ。お子さんたちが児童館を巣立った後もお母さんは通い続けるケース、けっこう多いらしい。
「年配の方にはお料理を教えてもらったり。年代が近い人とは学校の情報交換もしたり。今はここが心のよりどころですね」と話す田中由貴美さん(44)もお子さんはとうに児童館は卒業済みだ。
この日、作品展の会場係だった緑ヶ岡児童館所属のみなさん。毎年、児童館のクリスマス会前には、「どうやって子どもたちを笑わせようか―」と連日、踊りやパフォーマンスを猛特訓する強力チームだ。館の主である子どもたちの活動を支えることも、もちろん、大切な役割なんだ。
お母さんじゃなくても
でも「お母さん」としてじゃなきゃ使えない訳じゃない。昭和児童センター所属の山口豊子さん(58)は「卓球サークル」を目当てに40代で入会、今年で17年目。市内児童館対抗の卓球大会で今年と去年、連続優勝を果たした程の熱中ぶりだ。「人とふれあいながら、子どもたちの声も聞こえて安らぐんですよね。悩みを相談できる友達ともここで出会うことができました」。
子どもたちの声がこだまする“館”は、大人たちにも安らぎをプレゼントしてたんだ。
いっしょに楽しもう!
市内各児童館・センターでの大人のためのサークル活動は、若い方から地域のお年寄りまで、誰でも参加することができます。「子どもたちとお母さんしか使えないって誤解している人も多いの―」とは連絡協議会の勝野禧江会長さん。問い合わせは各館か事務局31―4584まで。
週刊じゅう箱のスミはHPに全バックナンバーを掲載しています。
http://jubako.web-p.jp
Copyright© 2001-2005 Challenge Network Vollunteer Action All Rights Reserved. 不許複製