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【VOL.79】 予測できない新しい発見!・東風プロデュース編


 すっかり秋も深まり、巷では「○○の秋」ににぎわいを見せております。みなさんは何の秋?ということで、編集部では「芸術の秋」に注目!ちょっと気になるお芝居は東風プロデュース「人間失速」だ。今年13年目を迎える人気の劇団東風の作・演出・役者、前田慶さん(33)が2人の女性の「お芝居した―い」という要望で実現させた初のプロデュース公演。連夜行われている練習現場に潜入し、その魅力をリポートしま―す!!


「見どころは彼女たち」




深夜のUrariホール(浦見4の2の2)にうごめく数人の人影。29、30日に公演を間近に控えた劇団東風プロデュース「人間失速」の練習現場だ。
 「見どこは彼女たち」と言い切る、今回の公演の作、演出を手がける前田さん。「ちょうど新しいものを模索している時期に彼女たちからのラブコールがあり、やってみることにした」という。「それは自分的にも、劇団としても、そして釧路の演劇という意味でも何か変わって行きたいって感じがあってのこと」だという。


新しい自分に期待満々!!




巨匠?!前田慶を動かした犯人の一人、多胡由紀子さん(39)は芝居歴8年、某劇団に創立から立ち会ったが、現在はお休み中だった。「今回は役も、演出も今までで自分が経験してきたものとは違う。ひとつの劇団しか知らなかったので、自分がどう変わるかが楽しみ」という。
 「とにかく一生懸命やります。前田さんのつけてくれる演出に忠実に演じることがきっと面白さに通じると思う」と、もう一人の犯人、大門明子さん(29)芝居歴9年。二人とも今までと違う環境で、どうなるかわからない、新しい自分に期待満々だ。


「面白い作品のための方法」




「これは面白い作品を作るための方法」と前田さんは言う。「ぼくも東風だけでずっとやってきたので仲間にしか通じない言葉でしゃべってれば良かったけど、外の人とやると、誰にでも通用するやり方が必要になる。芝居は同じ台本でも演出家によって変わるし、役者が変わっても全然違うものになる。お互いに予測できないところに新鮮な発見がある」。
 コラボレーションって言葉、よく聞くけど、三人の生き生きしている姿から、今回の公演、計算できないところから、きっと面白さを生むはずと確信する取材班でした。


チケットプレゼントあるよ!!



劇団東風の前田さんから「じゅう箱のスミ」読者にペア5組分のチケットをプレゼント!!申し込みは編集部まで感想、ご意見を添えてFAX0154-22-7363か、Eメール、jubako@web-p.jpまで。29日午後7時からと30日午後1時から、芸術館アートホールです。
 お待たせしました。「じゅう箱のスミ」9号、11月4日折り込み!今回はアート特集、色々なアーティストのお話だよ。前田さんもアンテナちゃんに出ています。見てね。

















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