♪ドゥユー・リッ、メンバッ♪とかかった瞬間、ミラーボールの輝くフロアに歓声が!曲は名盤、アースウィンド・アンド・ファイアの「セプテンバー」だ。月に一度、釧路市北大通のBROSで開かれる懐かしのディスコサウンドを集めたダンスパーティー「ハッスルトレイン」。そもそもは、今や踊る場を失いストレスもたまるお年頃となった40代のディスコ世代に元気を出してもらおうと立ち上がった企画。でも今やその輪はじわじわ広がり、20代から60代まで一緒にステップを楽しむちょっとした世代間交流?「ダンスで街に元気を!」とハッスルする謎のDJ・ANY(アニー)さんの案内で、その秘密をダンシングリポート!
仕掛け人は45歳、ディスコ世代
この企画の仕掛け人、ANYさん(本名はナイショ)は45歳、まさにディスコ世代。昼間は真面目な会社員だが、70年代の釧路のディスコ業界では、その華麗なステップが知られた一人だ。
「皆でオリジナルのステップ考えてね。同じ曲でも帯広、札幌、釧路と地域によって全然ステップが違うんだ」と振り返る。カラオケに押され、釧路でディスコが消えたのは90年代半ばのことだ。
開演の午後7時、50代の女性が早速やって来た。足を組みカウンターにひじをつくこと約1時間、やっとフロアに進んだ曲は60年代、テンプテーションズの「マイ・ガール」。巧みなステップに一同オドロキ。
懐かしのステップ再現
「初参加。新聞で見てきてみました。最近はこういう場がないので、嬉しいですね」と話すこの女性、後で聞いたところかつてそのダンスが釧路の街でけっこう知られていた人だとか。ただ者ではなかったんだ―。
ANYさんとともにこの企画を運営する安藤祐輔さん(29)と坂井力さん(27)。2人ともアイスホッケーの社会人チームの選手。ANYさんと知り合ったのもホッケーが縁。「音楽」という共通の趣味で盛り上がり、一緒に企画を立ち上げた。ディスコ全盛期世代とのギャップはないの?
20歳違ってもノリは一緒!!
「年は20歳近く違うけどノリは一緒。踊れば年も仕事も関係ない。色んな人と一体になれるから楽しい」(坂井さん)、「一緒にやらせてもらってるって思ってます。吸収しながら、新しさを加え受け継いでいきたい」(安藤さん)と大先輩への支持はアツい。
「子育てに縛られた時間をやっと取り戻した人、仕事のストレスがたまった人に若い人も一緒に汗かけば仲間も増える、元気も出る。ディスコは街の元気の素!」と高くひとさし指を突き上げるANYさん。確かに力が出てきたぞ―約3時間踊り続けた後、実感するディスコ世代の取材班だった。
いっしょにハッスル、ハッスル!!
次回ハッスルトレインは11月6日午後7時から。参加料はワンドリンク付き1500円。DJ・ANYさんと坂下&安藤の「チーム・ハッスル」が待ってるよ!問い合わせは0154―24ー3323。
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