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【VOL.37】 街角のイルミネーション編・小さな光にも輝く理由がある


 すっかり雪で覆われた釧路の街の静かな夜、ちょっとお散歩してみない?キラキラ光るイルミネーションがほら、あそこも、こっちにも光ってる。どんな人が、何を思って飾っているのかなぁ…と知りたくなった取材班。釧路の夜の街を探検して、街角イルミネーションをホントのホントに突撃取材!そこにあったのは、誰かを思うあったか―いハート、もうすぐそこのクリスマスにぴったりのあったか―い光のプレゼントだった。


孫をツリーで迎えたい



 まず注目したのは、釧路市星が浦北4の薄暗い通りを照らしていたキラキラのクリスマスツリー。決して豪華じゃないけれど、なんだか光があったかい。
 作者は柴田奥都子さん(58)。ご主人の手は借りず一人でせっせと飾って5年目。光のツリーが待っているのは苫小牧市にいるお孫さんの楽未(たみ)ちゃん(6つ)と楓ちゃん(1つ)。楽未ちゃんの誕生をきっかけに、年末の帰省にあわせて始めた「おばあちゃん心」の作品だった。
「楓ちゃんは今年が初めてなの。楽未ちゃんも6つになったから、何か感想言ってくれるかな。これを飾るともうすぐ、あの子たちが来るってワクワクするの」と目を細める柴田さんに、こっちがワクワクしてきた。

単身赴任のパパから留守番の家族に



 次にチャイムを押してみたのは、昭和南5の住宅街でほんわか緑の光を放つリースが玄関を照らしていた伊藤さんのお宅。
 元気に迎えてくれたのはお嬢さんの朝香ちゃん(10)と結衣ちゃん(9つ)。作者は中標津町に単身赴任中のパパ準一さん(44)。釧路でお留守番の奥さんと2人のお嬢さんを、光できれいに飾って守ってあげたい―というこちらは「パパ心」のたまものだ。
 「わたしは普段は家にいませんが、女の子2人だしかわいく飾ってあげたいなと思って。女房には『きりがないからホドホドに』って言われてますけど次は首振りサンタさんをつけたいなぁ…」と中標津のパパ。この家をあったかく包んでいるは光じゃなくってパパだったんだ。

夫婦いっしょだから楽しい



 キラキラの光の前で2人仲良く笑顔を見せてくれたのは堀川町4の森山榮さん(59)、けい子さん(57)ご夫妻。ガーデニングにパークゴルフ、クラッシック音楽のコンサートと、なんでも一緒の森山さんご夫妻。イルミネーションも一緒にデザインを考え、榮さんが取り付け、けい子さんが飾り付けと一緒に挑戦して5年目。「2人でやるから楽しいんだ。自分たちが楽しいのが一番!元気なうちは一緒に続けます」と榮さん。
 どんな小さな光にも輝く理由があるんだな―と、
星空も見上げたくなった取材班だったのだ。
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