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【VOL.24】 おもちゃライブラリー編


◎週刊じゅう箱・おもちゃライブラリー編


 毎週水曜日、釧路市の東栄小学校の教室に、ちびっこたちの笑顔が集まるワンダーランドがオープンする。

「おもちゃライブラリー」

。釧路市女性団体協議会のみなさんが、もう22年も前から運営しているいわゆる「おもちゃの図書館」。貸してくれるだけじゃない。そこは遊び放題の大きなおもちゃ箱。しかも、優し―くてベテランのスタッフさんが待っててくれるから、ママは安心、ちびっこは大はしゃぎ。地道に、静かに、フタを開き続けてきた、あったか〜いおもちゃ箱、一緒にのぞいてみよう。

口コミで人気呼ぶ



 もともとは貸し出しが専門。6年前に、東栄小の空き教室に遊びのスペースを設けたところ、口コミで広がり大人気。週1度の開館日には、毎回、70人前後もの、ママとちびっ子たちがやってくる。
 「い―とマキマキ♪」と手遊びで子供たちを釘付けにするのは、ボランティアの佐藤みよこさん(73)。子供たちと思いきり遊ぶのが佐藤さんの“お仕事”だ。

活躍、ベテランボランティアさん



 「子供はね、お母さんだけじゃなくて、沢山の人とのふれあいの中で育っていくもの。この子たちの幸せを一緒に育てることで、わたしが幸せな気持ちになるんですよ―」。そう話す時の佐藤さんの笑顔は、女の子みたいにキラキラだ。
 裏方の雑用をこなしながら、静かに子供たちを見守る庄子タイ子さん(68)はキャリア40年の元看護婦さん。ここに通ってもう5年余り。「子供はどこでケガするか分からないでしょ。自分の経験が少しでも生かせるかな―って」。
 毎週、5、6人ずつのスタッフが当番でやってくる。地道な活動なのに、途中でやめてしまう人は少ないそう。楽しいからかなぁ。50代以上のベテランさんが中心なのにも、活動の長い歩みが感じられる。だから、子供たちもママも安心して遊べるんだナ。

ママの友だちづくりにも



 3歳のお嬢さんと一緒にやってきたママ、青野亜紀子さん(34)は、この日が3回目。「結婚して初めて釧路に来たので、わたしも子供も友達を作る場所ができて嬉しい」。お弁当持参で1日ゆっくり過ごす親子連れが多いのもうなずけるくらい、部屋には、ホンワカあったかい空気が流れてる。だって、ず―っと子供たちを見守り続ける優しい笑顔が、いっぱい詰まっているから。

親子でいっしょに楽しもう!



 おもちゃライブラリーは毎週水曜日午前10時から午後2時(毎月第1は午後3時)までオープンしていま―す。たっくさんのおもちゃで思いっきり遊べるほか、ボランティアさんの絵本の読み聞かせや、折り紙教室などもあるヨ。問い合わせは25―7567(月、水、金の午前10時から午後3時)へ。
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