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【VOL.26】 興津三世代交流会編・いっしょに楽しい!が人をつなげる


 あなたは何人家族?おじいちゃん、おばあちゃんと遊んでますか?お孫さんがどんなこと好きか知っていますか?お父さん、お母さん、みんな揃って三世代でご飯を一緒に食べることありますか?今回は、最近、ちょっと少なくなったかもしれないソンナつながりを、地域ぐるみで思い出そうと続けられている、興津地区の「三世代交流会」を訪問。そこは取材班の想像を超えた、世代なんて飛び越した遊びのワンダーランド!一緒に楽しいって思えることが、人をつなげるってことなんだ。

80人の三世代大集合!!



 子供が少なくなったと言われるこの地域で、今年は80人を越える三世代が大集合。主催するのは興津地区社会福祉協議会(輪島勝次会長)。会場のはまなす快感は朝から熱気ムンムンだ。

 昔遊びコーナーでは、おばあちゃんたちのお手玉の妙技に子供たちは絶句。なかなかまねできないちびっこを前に、おばあちゃんもちょっと得意気だ。

教えたい、ちょっと考えること



 大人気の紙ヒコーキづくり。先生は鈴木博士さん(64)。30代の頃の趣味を、20年以上のブランクを克服し思い出した。ジェット機に、つばめ、イカ飛行機と、一枚の紙がフワフワと宙を舞うおもちゃに変身するから、大人も、子供も夢中だ。

 「最近は、道でも公園のブランコでも子供たちの姿を見ない。ゲームがあるから、外に出なくなったんです。出来上がったものでしか遊べない子供が多いけど、昔は、竹ぼうきの柄を折って竹トンボを作った。水鉄砲だって自分流の手づくり。ちょっと考えたら楽しく遊べることを、教えてあげたい」。そんな鈴木さんの子供たちへの手ほどきは、なんだかとっても優しい。

 スペシャルおやつは、かぼちゃだんごに、いもだんご。だんご汁に粉ふきいも…とこちらも懐かしメニュー。ベテランと若手の母さんたちが一緒に厨房で腕を振るった味に子供たちからも「おいし―」の歓声があがる。

懐かしい味、孫には新鮮



 「家で作ることはめったにありません。わたしたちは食べあきてるから。でも、孫たちは珍しがってくれます。喜んでくれるなら作りますよ」と、ダンゴを丸める手にも力が入るのは菅原富枝さん(68)。

 「二世帯住宅は多くなったけど、かといって地域で、息子たちは孫の世代とつながりが深いかっていうと、むしろ少なくなったんじゃないですか。孫も習い事で忙しいし。近所でもお互いの顔知らないこともある。でもこの活動を始めてから、道でも子供たちも、若い親たちも、よくあいさつをしてくれるようになりました。嬉しいですね」。

 そう目を細めるのは交流会の名司会を務める事務局の川原栄さん(69)。

 一緒に“遊ぶ”って、心と心をつなぐ大事なことかもしれないナ。遊んでますか?

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