障がいがあってもなくても、子どもでもお年寄りでも、「食べる」ことはみ〜んな大好き。そして、みんなで食べるともっとおいしくなる。なにもできなくても、人と話すのが苦手でも、いっしょに食事することならできるはず。だから、「いっしょに食べよう!!」。今回の「じゅう箱のスミ」はそんな特集なのだ。
毎週月曜日に、限定30食だけのおいしい食事を出す不思議な食堂(釧路市弥生1の1/旧ふくしま医院)がオープンした。「地域の高齢者が週に一度ぐらい炊事から解放され、外出して気分転換をしてもらいたい」という思いからはじまった、その名も地域食堂だ。主催する「NPO法人わたぼうしの家」の担当、田村悦子さんは「地域の方たちが持ち回りで、快くお手伝いしてくれます」と語る。地域食堂はそんなボランティアの方々に支えられている。
「今日はお客さんなの」とお友だちと楽しそうに食事をする渡辺朝子さんは、ここ「わたぼうしの家」のボランティアのひとり。食べる側と作る側の境目がないのも地域食堂の魅力なのだ。
「今日はじめて来ました」という工藤昌子さんは小さな子ども連れ。「ボランティアは、子どももいて敷居が高いイメージでしたが、『ちょっとご飯でも食べにいこう』と誘われて来てみて、とても楽しんでいます」。ついでにお手伝いもと、おかあさんが配膳をしている間も、子どもは、たくさんのお年寄りに遊んでもらって安心、大満足。これから、できるだけ手伝いに来たい」と語る。
「食事は気軽に、理屈なしに、人と人とをつなぐ最高の道具ね」。同NPO法人が経営するグループホーム「さんぽみち」から入居者を連れて食事に来ていたホーム長の佐々木幸子さんは、「この週に一度の食堂が、今まで地域との関わりのないお年寄りや、地域活動に関心のない若い主婦や男性の方などに広がり、地域の輪がさらに大きくなることを期待しています」とのこと。
地域で暮らす知的に障がいのある方が、日中、音楽やアート、スポーツなど様々なプログラムやサービスを受ける場所。毎日日替りで調理ボランティアがつくってくれる昼食を利用者といっしょに、にぎやかに食べてます。
知的に障がいのある子どもたちのための学童保育。月曜〜金曜までは放課後からだか、土曜と夏休みなどの長期休暇の時は、朝から遊んで、子どもたちといっしょに昼食を食べます。元気な子どもたちに会いに来てね。(日曜定休)
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