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【VOL.18】 隠れ技も、アイディア次第で楽しいおもちゃ!!

 万華鏡づくり、パソコンでゲーム、あやとり、木工作に「アットてんまり」なんていう不思議な飾りづくりも…。そんな、子どもも大人もワクワクする遊びの広場が8月1日、釧路市の中心街に登場!主催したのは、来夏、釧路市にオープンする「こども遊学館(仮称)」を運営する市民有志の会、NPO法人こども遊学館市民ステージ。面白遊びの仕掛人は、特技を子どもたちのために使ってみたい―と集まってきたガイドボランティアのみなさん。あなたの“隠れ技”もアイディア次第で、こ―んな楽しいおもちゃに変身できるかも。もっと遊んでみよう!

子どもたちの応援団集まる!!


 8月29日に北大通にオープンする「くしろ市民活動センター」のプレ事業として1日に行われた、「出前遊学館」。建物はまだできていないけど、遊びは、どこだってデキル。ひと足先に「遊」んで「学」ぶ楽しさを出前しちゃおうという企画だ。
 会場はボランティアの熱気ムンムン。約30名もの人が集まった。20代前半の若者からベテラン勢まで幅広い。子どもたちの応援団、けっこういるんだナ。
 賑わう遊びのコーナー、よーく見てると、大人の方が夢中みたい。一番人気は、木板に文字を入れネームプレートを作る木工作コーナー。表札は定番。表に「お湯」、裏に「水」と文字を入れ、防水加工をして風呂場の札に―なんて張り切るお父さん。ガーデニング好きのお母さんは、庭の花に名札をと大張り切り。そうだ、「遊び」は子どもだけのものじゃないゾ!

趣味を活用、ガイドボランティア


 コーナー担当は亀井慈夫さん(67)、靖子さん(61)ご夫妻。退職後、夫婦で始めた木工クラフト。
おもちゃや小物の家具などを作るまでになったが、何かもの足りない―。そう考えていた頃、遊びにアイディアを提供してほしいという、遊学館のガイドボランティアの募集を見つけた。
 デビューとなった5月の出前事業では、サクラの枝をぶつ切りにし、ちょっと風流な「こまづくり」を企画。予想以上の
大盛況に、作品づくりにはない手応えを感じた。
 「与えられたものじゃなく、一生けん命考えて生む遊びの楽しさを子どもたちにも伝えたい。わたしもそれを知ったから」と慈夫さん。
会場でひときわ目を引いたのは、きらきらのネットやモールでできた「アットてんまり」という不思議な物体。これ、華道池坊の教授の林一枝さん(62)が、華道の技術を応用して、子ども用に考案した工作で、この日が初お披露目。世界でももここだけの、釧路発、新おもちゃだ。
 「生け花にこだわらず、遊びから華道の楽しさや知恵を伝えたい。華道もそもそもは昔からの遊びなんだから」と林さん。
 ホラホラ、あなたももっと遊びたくなってきた。「技」の引き出し、ちょっと開けてみませんか?
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