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じゅう箱のスミ

2006.JUN

VOL.11


E-mail >HOMEじゅう箱のスミWebVOL.11>釧路新聞のその後
あれからど〜なったの? 釧路新聞のその後

“じゅう箱記者”が追う、新聞記事のそれからの話し―

2度目のプロポーズはダンスで

「とにかく来てくれって、娘に突然言われたのさ」。ここは厚岸の野呂達雄さん・昭子さんご夫婦のお宅。式当日の録画映像を見ながら、ご主人が解説します。昭子さんの還暦を記念して、娘さんたちが内緒で準備した2度目の結婚式。

「じいやんとばあやん」をお祝いするため、お孫さんもこっそりと会場に先回りしていました。37年前の仲人さんも登場し、「お互い歳いったな」と達雄さん。画面では、白いタキシードと青いドレスで着飾った夫妻が優雅にダンスを踊っています。1曲終えて、次は父と娘の踊りへ。家族の息はぴったりです。

モットーは「見てる方も楽しいダンスを」。30年前、たまたま見学に行ったダンス教室が始まりでした。「やりだしたら人に負けたくない」。やがて厚岸を離れる先生の後を任されるほど、腕前は上がりました。

式の要所要所で流れるのは、有名競馬場のファンファーレ。達雄さんは日本では道東にしか残っていない競馬の一種、トロッターの名人でもあります。また友人に誘われて始めたカラオケは、今では教える側に。野呂家の毎日は目が回るほど充実しています。「忙しいから出来るのかな」。そう呟く達雄さんのそばにはいつも昭子さんがいました。

「37年前から愛しています。よく付いてきてくれました。ありがとうございました」。照れくさくも暖かい2度目のプロポーズ。プレイバックするまでもなく、お二人の青春時代は今も続いています。(及川義教)


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