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じゅう箱のスミ

2006.JANVOL.10

E-mail >HOMEじゅう箱のスミWebVOL.10>いまどきの 内助の功

いまどきの内助の功(ないじょのこう)

最近の元気な活動、なぜかどこも男性顔負けにバリバリ活躍する女性の姿が目立つよネ。
そのパワーの源は、きっとそっと支えてくれる強くて優しい見方がいるからに違いない!
そんなイマドキの「内助の功」を探るコーナー。

No.007 河原崎修司さん

鶴居村の『卵らんハウス』は、障がいを持った子どもたちの、将来働く場所を作ろうと立ち上がったお母さんたちが、2003年に開設した養鶏場。3棟の鶏舎も自分たちで建てたというのはスゴい。運営メンバーの一人、河原崎充世さんは「ヘタな男の人より私たちのほうが役に立つ!」と言い切る力強さだ。そんな充世さんが頼りにするだんな様とは…?

強くてけなげな「卵らん」の女性陣をこっそり助ける修司さん(50)。飼料作りがかなりの力が必要な仕事だということも手伝いで身をもって知った。「女性だけで続けてきたのは大変な事だ」。

充世さんたちは交替の泊まり勤務、朝の収卵、無洗卵のため毎日約1500個の卵を一個ずつ磨く作業を「子どもたちが働く日の準備―」とせっせと続ける。最近は修司さんも泊まりに付き合う。自宅では「単身赴任で慣れているから」と家事を預かることも多い。

「生き物を扱う商売は難しい。子どもたちを働かせるとなると2倍も、3倍も大変だ。もっと生産性もあがって収入を得られるようになればいいね」とエールを送る。

ときに卵らんハウスは女性ばかりの職場。「女性の世界に口を挟むのは…。どこの職場も女性がいるところは大変ですよ」と苦笑い。3月にはお二人の長男、将史君が、高等養護学校を卒業、卵らんハウス一期生として就職する。(大石彩佳


卵らんハウス
開放鶏舎でのびのび飼育する鶏の健康的な卵を、無洗浄で、ひとつずつ心をこめて磨いています。鶴居村下久著呂の養鶏場のほか、釧路市の浪花町十六番倉庫でも販売中。
宅配もします。1Kg 500円。お母さんたちの夢がこもった卵、食べてみて!
問い合わせは TEL. 0154-64-2205


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