チャレンジ隊の人・声・街をつなぐ サクサク情報 おしょーゆマガジン

じゅう箱のスミ

2006.JANVOL.10

E-mail >HOMEじゅう箱のスミWebVOL.10>トシ子ちゃんの 教えて!! じむきょくちょー

チャレンジ隊トシ子ちゃんの  教えて!! じむきょくちょー

転勤族活用法!!

トシ子ちゃんの新たな悩み、それは新しく会に入りたいとやって来たツツウラウーラさんのこと。彼は転勤でこの街にやって来たばかり。やって来て早々街の批評をあれこれ、街づくりに対する熱意を語る。熱心なのは嬉しいんだけど、他のメンバーはびっくり。「仲良くやっていけるだろーか」と不安なトシ子ちやん。

そこに鈴の音とともに現れたニコニコ笑顔のサンタクロース、越智文雄さん。「クリスマスは終わったのに…」と??のトシ子ちゃんに「ハイ、プレゼント」!?

なにをかくそう、越智さんも転勤族。2年半前にこの街にやって来て、あっという間にたくさんの活動を立ち上げ、着実に実績を上げている、すごーい人。「いろいろやれる秘訣はぼくが転勤族だからかな」と語る。えっどうして?!

その1まず、転勤でこの街に来た人は、何年か後には、また別の土地にいってしまう。だから「いる間に何か役に立ちたい」って思いが強いんだ。だから一生懸命になれるし、早く結果を出したいからがんばる。

その2それから、人間関係のしがらみがないことも大きいかな。誰も知り合いがいない分、一から人間関係をつくるので、逆に幅広い人と知り合えるのもスムーズに活動できる要因だと思うよ。“よそから来た人”っていうことで、相手も先入観がないので、結果的にはとても親切にしてもらえることが多いんだ。

その3それから、いちばんは外から来ているから“街の魅力がよくわかる”ってこと。ずっと住んでいると意外と気付かないけど、転勤族は街のいいところをたくさん発見しているんだ。特にこの街の人は自分の住んでいるところをあまり良く言わない人が多いけど「どうして?」って思う。全国を転勤で歩いているぼくから見て、この街は素晴らしい魅力がいっぱい潜んでる所だよ。

結 論これは、決してぼくだけの考えしゃなくて、転勤で来ている人はほとんど同じ考えだと思う。それに、最近わかったんだけど、この街は地域の中核都市として転勤などで外から来ている人が非常に多いんだ。2つある大学を見ても、なんと80%の学生が外から来ている。このパワーを使わない手はないよね。だから、地元の人はもっと外から来た人を積極的に仲間にして、うまく街のために“活用”すればいい。転勤族もじつはそれを望んでいるんだ。この街で、たくさんの人と知り合い、充実した毎日を過ごし、想い出をいっぱいつくりたい。だからぼくはそう思って、いろいろやっているんだ。

と言うことで、越智さんはわずか2年半で、じつにいろいろやってます。

“街を明るく”っと栄町公園や交流センターの前を素敵な行灯やアイスキャンドルで飾る「くしろ雪あかりの会」の代表。地元に映画のロケを誘致し地域を盛り上げる「くしろフィルムコミッション研究会」の代表。沿岸調査捕鯨の街であるこの街を“くじらの街”と認知してもらうための商品開発を考える「くしろ鯨ブランド研究会」の事務局長などなど。「言うだけの評論家にはならない」がモットーの越智さんのさすがの行動力に、新メンバー、ツツウラウーラさんへのトシ子ちゃんの期待は高まるのでした。

くしろフィルムコミッション研究会が主催する「くしろフィルムフェスティバル」が1月21日に釧路市生涯学習センター大ホールで開催。上映作品を募集しています。団体・企業のPRや自慢のホームムービーも大歓迎。「フィルム上映を通じて様々な交流の場になれば」と越智さん。


−VOL.10 表紙に戻る−
Copyright(c)2001-2006 Challenge Network Vollunteer Action All Rights Reserved.