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じゅう箱のスミ

2005.AUGVOL.08

E-mail >HOMEじゅう箱のスミWebVOL.8>お題でドン!

ガンバル人に聞いちゃいました お題でドン!

今月のお題

想い出の品、見せて?

今回はインターナショナル特集!!
海外につながりのある活動を集めましたー!! 国際色豊かなインタビューだよ。

チェルノブイリ救援釧路 渡辺千恵さん

思い出の品は9冊のアルバム。1996年から毎夏、我が家にベラルーシの子供たちが1カ月ホームステイしてます。わがままも言うし日本の子供と同じ、毎日大騒ぎです。毎年、子供たちが帰国したらまず、1週間放心。それから1カ月間の写真を1週間かけてゆっくり1冊のアルバムにまとめるんです。毎日、その子の調子がどうだったか思い出しながらね。

2002年に皆に会いにベラルーシまで行ったんです。最初の子から皆、会いに来てくれて、もう泣きっぱなし。帰国する時に持たせた釧路での写真を、みんな持ってきたの。どれも写真の裏が手あかで真っ黒でね。いつも手にとって見てたんでしょう。あの子たちをいつかまた釧路に迎えて、成長した写真をアルバムに加えるのが夢です。(取材・竹沢麻奈美)

塘路口琴研究会あそう会 諏訪良光さん

これはロシアのサハ共和国製のホムスというんだ。口琴は世界に百種以上あるけどこれはよくできてる。10年余り前、ムックリづくりがきっかけで入会したあそう会は、世界中の口琴を研究していて、今までに3回サハまで行って交流活動も行っているんだ。

このホムスは、今、サハに住んでいる会員のお土産。竹製のムックリと違ってバネがあるから音の伸びがすごくいい。これと出会ってムックリの演奏も変わったね。サハではホムスを鳴らしながらカッコウの声を出したりする。声帯を閉めて、口や舌を動かしてね。難しかったけど、練習しているうちに突然、できるようになったよ。そしてサハにはホムスを鳴らしながら馬のいななき声を出す名人もいる。これは難しい―。いつかはムックリでこれをやるのが夢だなぁ。(取材・安井美代子)

阿寒アイヌ民族文化保存会 ユーカラ座 森田薫さん

思い出の品って言われても困っちゃうなぁ。これはブラジルでの先住民族の集まりにアイヌとして参加した時に手に入れたもの。俺は24時間かけてサンパウロに行った。でもサバンチェ族のやつらはカヌーとバスを乗り継いで1週間かけてきて2〜3時間だけ会えた。熱い出会いだったよ。子どもの頃、ケンカした友達が俺にとどめを刺す言葉が「このアイヌッ!」。するとこっちもしょんぼりする訳だ。

40代になってアラスカへ行って、そこの先住民族の前でアイヌの踊りを踊った。大歓迎されたよ。でも彼らになんでアイヌなのに日本語しか話さないのかって聞かれて困った。今、勉強中って行ったら笑ってた。彼らと会って俺はアイヌで良かったってつくづく思った。それが一番大切なものかな。(取材・中納淳裕)

元青年海外協力隊 山田ゆかりさん

モンゴルでの2年間は思い出も愛情もいっぱい!!私はエアロビの講師としてウランバートルに派遣されたのですが、そこで出会ったのはサポートスタッフのモンゴル流ホスピタリティ。「ちゃんと食べてるか?」と冷蔵庫チェック。「事故に遭わないように」と道路を渡る時は手厚くガードとまるで箱入り娘。極めつけは具合が悪い時の「ウォッカ療法」。

風邪をひいた時はもちろん、車酔いの時にもこっちは気分が悪くてとても飲む気がしないのに「まず飲め。いーから飲め」とゴリ押し。勧められるがままに飲んでみると、なんとスッキリと治ってしまったんです。効きますよ。本当に!けれど日本で試しても効かないんです。不思議ですよねえ。

この民族衣装はその時のスタッフにプレゼントされた物。「好きなの選びなさい」といわれ、一番高価な物を選んじゃいました(笑)モンゴルでの貴重な体験、お話しします。もちろん思い出の品付き!

問い合せは編集部まで。(取材・宿谷友美)


カイノエフラクラブ 川尻道子さん

この衣装、初めてのステージ衣装なんです。40歳過ぎてから、楽しくて健康にも良い趣味を探していた時に巡り会ったフラダンス。はずかしがり屋だった私が、この衣装で初舞台に立った時「楽しい」って感じたんです。以来、ステージの度に新しい衣装を作って、もう20着以上はあるんです。作りすぎかしら?

魅力は衣装だけじゃありません。ハワイアンミュージックに合わせて愛や、波や海などの自然の情景を描いてゆっくりとシンプルに踊ると、悩みも吹き飛ぶんです。夫の転勤で色々な街を歩きましたが、それぞれの街のお年寄りの施設などで踊らせてもらいました。寂しい思いもせず、色んな土地で沢山思い出を作ることが出来たのもフラダンスのおかげなんです。(取材・大島静代)

日本エストニア友好協会 永井隆さん・良子さん

結婚式で会の皆からもらったブーケです。出会いはエストニア独立の92年。エストニア人女性が住む釧路市からの親善旅行の説明会で隣り合わせたんです。「さわがしい奴だなぁ」が(良子さんへの)第一印象。以来、バザーや講演会、民族音楽の演奏会などを一緒に手伝い、97年11月2度目の訪問直前に入籍しました。

エストニア訪問の途中突然、会の皆が結婚式を開いてくれたんです。内緒で準備してくれてて嬉しくて嬉しくて。その時エストニアは92年とは大違い。1回目の訪問の時には歩く人は俯き加減で服はグレー、車もつぎはぎで貧しさを感じたのが、服も車も綺麗!物価も上がっていて驚きました。凍っていた物が解けだし、ようやく自分の国が持てたんだ―と結婚と同時に嬉しく感じました。(取材・鎌田薫)


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