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じゅう箱のスミ

2005.NOV

VOL.05


E-mail >HOMEじゅう箱のスミWebVOL.5>いまどきの内助の功

いまどきの内助の功(ないじょのこう)

最近の元気な活動、なぜかどこも男性顔負けにバリバリ活躍する女性の姿が目立つよネ。
そのパワーの源は、きっとそっと支えてくれる強くて優しい見方がいるからに違いない!
そんなイマドキの「内助の功」を探るコーナー。

No.002 田村二三さん

近所のお年寄りで賑わうNPO法人わたぼうしの家の「地域食堂」。そこで一人一人に丁寧に話しかけるマネージャー、自称「看板ムスメ」の田村悦子さん。新聞やTVでも取り上げられ注目を浴びる悦子さんを支える旦那さまは…?

田村家のリビングで熱心に何かを作る旦那さま、二三(ひふみ)さん(54)。釣り、畑、山菜採りに日曜大工…と幅広い趣味は、「趣味」の領域を超えたものばかり。畑では野菜の微細なデータをファイル化。自分で採った木の実を、自宅の床下を自分で改造したムロに貯蔵したりなど、その情熱はハンパではない。「ワカサギ釣りに行くから」とさっきから作っていたのは釣り竿。元太平洋炭鉱機械設計士の経験を生かし設計図から作るこだわりだ。

そんな田村夫婦の出会いは中学時代。クラス会で30年ぶりに再会し、3ヶ月後に結婚。夫婦生活は十年になる。地域食堂から帰った悦子さんが疲れていると「疲れるんならやるな!」と言いつつ、ご飯を作る「良夫」ぶり。悦子さんお気に入りのメニューは、豚カツと二三さんが釣ったワカサギの天ぷら。「ボランティアは良い事。だけど体を壊すまで無理してはダメ。そして家庭を忘れない事」とひとこと。田村家の食卓は地域食堂よりもっとあったかいかも…。(向井咲子)

Photo:居間には中学生当時、いっしょに踊ったフォークダンスの写真が飾られていた。

NPO法人 わたぼうしの家「地域食堂」
“日常で孤立しがちなお年寄りに交流の場をつくろう”から始まった地域食堂。あたたかい家庭料理と手頃なお値段と悦子さんのトークで、店内は親しみやすい雰囲気。友達の輪が広がるかも。お年寄り限定というわけではありません。どなたでもお気軽にご来店ください。毎週月曜日の午前11時から午後1時まで(要予約)                              問い合わせは:0154-41-6144


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