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「てぶくろ」
ウクライナ民話
絵
エウゲーニー・Ｍ・ラチョフ
訳
うちだりさこ
（福音館書店）
840円（税込）
釧路もだんだんと寒くなり、本格的な冬まであと少し。外出にはかかせない「てぶくろ」のちょっと不思議なお話を、芦野児童センター児童クラブに届けてきた。表紙を見て「幼稚園の時読んでもらったよ！」「知ってる」「うちにもある！」の声がたっくさん。それでもやっぱり吸いこまれてしまう、森に置いてきぼりになった「てぶくろ」と動物たちの物語。一つの場面で同じせりふの繰り返し…。だからこそ聞く側一人一人の想像する世界がどんどん広がっていく。
始めは「絵本なの？」と興味なさそうだった高学年の男子達が読み終えた後にはわれ先にと感想を言い、目をきらきら輝かせた。その反応の大きさがすごくすごく嬉しかった。年齢が上がるにつれ「絵本」から離れていく事が多いが、やっぱり「絵本」は心豊かにしてくれる物のひとつだなぁと改めて感じた。（高橋由美）
Photo：不思議なてぶくろをもっと近くで見たくて絵本にむらがる子どもたち
芦野児童センター児童クラブは両親が働いていて放課後ひとりぼっちになってしまう小学1年生から3年生の子供たちのための学童保育活動。ボール遊びや、百人一首、オセロやコマなどで楽しく遊びます。図書室には絵本も沢山そろってます！今一番の流行は「カタキ」。
開館は月曜から土曜の午前９時から午後６時まで。
問い合わせ：芦野児童センター TEL.0154-37-5735
チャレンジ隊が、おすすめの絵本を「読み聞かせ」するコーナーです。
聞いてくれる団体を募集しています。対象は、釧路地域の子どもたち、または親子の活動。紹介した本は、コーチャンフォー釧路店の提供で、各団体に寄贈します。読み聞かせは週末です。問い合わせはチャレンジ隊迄E-mailでお願いします。
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