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【VOL.42】 啓生園ボランティア編・ボランティアは“自分発見”


 朝晩さっむ―い日が続く今日この頃、ストーブの前で小さくなってばかりいない?家の中から飛び出して、冬しかできないことやってみよう―っていう寒さ知らずの元気な笑顔を夜の栄町公園で発見!2月4日から始まる「くしろ氷まつり」に向けた氷像づくりのボランティアのみなさんだ。「動いているからあったかいよ!」って話す顔が氷の反射でキラキラ輝いていた。


年間のべ3000人



 昭和啓生園には今年度ですでにのべ3000人にものボランティアが訪れている。単純計算で1日に10人程度の方が活動しているってこと。
 「うちの町内会は80歳以上が25%以上。この園に入所する方より年配者も沢山いる。皆が助け合うことは、わたしたちにとってボランティアではなく、自分たちが地域で生きていくためのこと」とは園の近くに住む吉田弘さん(70)。町内会の活動として5年前から車いす介助などのお手伝いをしている。「近所の人が家で倒れたって言えば駆けつける、ここでちょっとお手伝いするのもそれと同じこと」。
 女性の社会学習の場として長年活動する「第一生活学校」の皆さんは、月に一度訪れては、入所の方たちが使う掛け布団をくるむ布を交換している。人目には触れないが、入所の方たちの暮らしに欠かせない活動だ。

「あと5年でも、10年でも」



 「もう腰もすっかり曲がってしまったけど、あと5年でも10年でも続けたい。ここで演奏することが自分の生きがい。自分のために来ています」とは、この日、絶妙のハーモニカを披露してくれた板垣武さん。「今年で80歳!」と胸を張る。
 「週4日」も通ってくる去渡すみ子さん(75)はそのうち3日は半日、1日は朝9時から夕方4時までを費やし、お話し相手から食事の配膳、入所の皆さんの衣服に名前を刺繍したりと大活躍だ。
 「3年前に仕事を辞めて、自分の居場所を作りたいって想ったのがきっかけ。今は入所の方から『おはよう』って声かけてくれるのが嬉しいんです」。

通りすがりボランティア?!



 ボランティアの最年少は近くの保育園の園児たち。お散歩のついでに立ち寄り、入所のお年寄りに遊ぶ姿をたっぷり披露し元気をプレゼントする。園のボランティアコーディネーターの多田みゆきさんいわく「通りすがりボランティア」だ。
 「誰にでも必ずその人にしかできないことがあります。ボランティアは自分を発見することでもあるんです」と多田さん。
 自分のために「できること」。あなたはもうやってますか?
 


探そう!自分にできること



 昭和啓生園では昨年、ボランティア会「夢の橋」を立ち上げ、ボランティアの皆さんのネットワークづくりも進めています。一緒に「自分にできること探し」したいという方は同園の多田さん(電話51―5541)へ。


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